2004 年
8 月
21 日
カテゴリ:平和・まちづくり
まちを耕すーNPO法人「やまぼうし」の活動
〜共生・循環型社会をつくるこころみ〜
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この夏の異常な暑さ、そして各地で起きている豪雨による土砂災害は改めて自然の恐ろしさを思わせるものです。地球環境をみんなで保全しながら、次世代に緑豊かな自然環境や生活空間を残していきたいものだと思います。 7月14日、東京・生活者ネットワークの子ども部会主催でNPO法人やまぼうしの活動拠点のいくつかを日野市に訪ねました。 やまぼうしは地域の環境保護運動を進めてきたグループと障害者施設の改革、地域生活支援をすすめてきたグループが合体、合流し、「自然と人とがともに豊かに生きられるまちづくり」を目指しての活動が本格化してきています。現在@総合生活支援事業部門(総合相談、ケア付き下宿の運営、生活寮支援)A通所授産施設事業部門(ワークショップおちかわや・交流サロンべらもんと)、B生活寮事業分門(重度知的障害者生活寮みお・わんど、生活寮もぐさ)、C環境保全等事業部門(農あるまちづくり障害者参加事業、豊田・風の丘農園)と多角的な事業展開をしています。 案内していただいた日野市最後の倉沢里山にある風の丘農園では里山の下草刈り、落ち葉はき、風の丘農園の管理運営を市とのパートナーシップ協定で行なっています。ここで収穫された作物は地域交流サロン「べらもんと」の食材となったり、自然食品ショップ「おちかわや」で販売されます。余った農産物は「里山耕房くらさわ」で加工。調理くずなどは又畑に戻され、たい肥作りにいかされます。こうした作業を障害のある人とともに多くの地域の人が担い、共生・循環型社会を作っているのです。 もう一つご紹介したいのが、農あるまちづくり」を実現する新たな取り組みです。 さらさらと小川の水が流れ、水田と畑の広がる新井地区で、やまぼうしは向島用水の里親制度に登録し、雑草を刈ったり、清掃管理する仕事を任されています。農家との信頼関係も生まれ、遊休水田3枚分の耕作も引き受けることになりました。その一部は子ども達の農業体験の場になっています。 また日野産大豆プロジェクトも企画、参加しています。「大豆を日野市内の畑で栽培し、収穫後市内のお豆腐屋さんでとうふを作ってもらい、それを学校給食で子ども達に食べてもらおう」というアイデアが小・中学校の栄養士や学校給食に野菜を供給している農家から寄せられ、2003年3月にプロジェクトが発足。畑ではやまぼうしが植えたかわいい苗が育っていました。11月にはここで育った大豆を市が買い上げ、地域のお豆腐やさんに卸されて、日野産大豆のお豆腐ができる予定です。 障害のあるなしで捉えるのでなく、一人一人のやりたいことをどう実現するか、そのためにどのようにサポート体制を整えていくかと考える丁寧な相談体制のうえに、住民として日野のまちづくりにどうかかわっていくのかを大胆に発想していくところにやまぼうしの力が発揮されていると思いました。 狛江でもおいしく安全な食を中心に、地域のさまざまな人が集い、お互いに生かしあえる地域の居場所場をみんなで考えていきたいと思っています。
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